保存形式

ファイル>名前をつけて保存

リリクスファイル(*.lrc)
タイムタグ付き歌詞。中身はただのテキストファイル。lrc,kra, txtどれを選ぶかは完全に好み。違いはまったくなし。
カラオケファイル(*.kra)
同上
テキストファイル(*.txt)
同上
ファイル>編集中データの保存  
RhythmicaLyrics編集ファイル(*.rlf) 歌詞、チェック数、タイムタグ、さくら補助タイムタグ、さくらかな、さ くらサーフィス、さくら補助スクリプト、@タグ を保存する。
ファイル>出力>

さくら歌詞カード(*.txt)
口パク対応のさくら歌詞カードを出力。
・破裂音(ま,ぱ,ば)は50ミリ秒前に「閉」をはさむ。
・連続同母音も50ミリ秒前に「閉」をはさむ。
(・FLELEミク.csvから上記の口閉じ時間を変更できる。)
作り方はコチラ
txt2ass向けカラオケタグ(*.kra)
カラオケ用ASS字幕を作成できるtxt2assというソフトウェア向け形式。
・単にルビを入れるだけ。必要の無い漢字以外のルビ(さくらウィンドウの「かな」)は削除してから出力してください。
・「昨」「日」:「きの+」「う」とすると「昨日(きのう)」のようにルビをまとめられる。(「昨(きの)日(う)」のようにならないということ)
・ルビのまとまりは3文字以上の連結も可能ですが、txt2assの仕様上、歌詞の途中やルビにタイムタグを付けることは出来ません。
リップシンク用VSQ(*.vsq)
3Dモーション作成ツールMikuMikuDanceで使うためのリップシンク用VSQファイル。
MMD:モデルを読み込み 表情>vsqによるリップシンクから利用できる。
・出力されるVSQは音階固定。その他パラメータは不使用。
 (β機能で音階設定が可能。詳細はさくらスクリプト項目参照。)
・VOCALOIDでも読み込めるもよう。
作り方は動画を参考

※ 歌詞の中にVSQで発音できない文字があった場合、警告と共に「VSQ発音変換リスト.txt」が開きます。
  テキストファイル内の案内に従い、正しく発音できるように文字の変換設定を登録してください。
春日向けテキスト(*.txt) カラオケ字幕制作ソフト春日 向けのテキスト出力。
・txt2assと同様にカラオケのように歌詞の上にルビを表示するための春日独自フォーマットが出力できます。
・txt2assと違い、複数文字まとめた歌詞にルビを付けたときでも、どの文字でも どのルビでも自由にタイムタグを付けることが出来ます。
・ルビにタイムタグを付けるとき、「ルビの音の塊1つ」に対して「タイムタグ1つ」が対応します。
「ルビの音の塊1つ」とは、"小文字"、"伸ばし棒"を含めた文字の塊のことです。
  "びょーっ" ← これも「ルビの音の塊1つ」となります。
-------------------------------------------
但し、【ツール>設定>自動チェック>チェックの付け方>「っ(小文字)」にもチェックをつける(漢字の読みにも影響)】を設定している場合、「っ(小文字)」は「ルビの音の塊」としてまとめられず、1文字として扱われます。

以下はルビにタイムタグを付けたときの出力例です。

【ルビの途中にタイムタグを付ける】
(チェック) タイムタグ 補助
タイムタグ
歌詞 ルビ
(3) [00:00:10] [00:00:20][00:00:30] f フォーエヴァー+
      o
      r
      e
      v
      e
      r  
出力
{forever|[00:00:10]フォー[00:00:20][00:00:30]ヴァー}

【ルビと歌詞の途中にもタイムタグを付ける】
(チェック) タイムタグ 補助
タイムタグ
歌詞 ルビ
(1) [00:00:10]   f フォー+
      o
      r
(2) [00:00:20] [00:00:30] e エヴァー+
      v
      e
      r  
出力
{for[00:00:20]ever|[00:00:10]フォー[00:00:20][00:00:30]ヴァー}

【ルビと歌詞にタイムタグを付けるが、それぞれ異なるタイムタグを付ける】
(チェック) タイムタグ 補助
タイムタグ
歌詞 ルビ
(3) [00:00:10] [00:00:20][00:00:30] f フォーエヴァー+
      o
r
(1) [00:00:40]   e
(1) [00:00:50]   v
      e
      r  
出力
{for[00:00:40]e[00:00:50]ver|[00:00:10]フォー[00:00:20][00:00:30]ヴァー}

※ "for"の手前にタイムタグは付きませんが、春日では、歌詞とルビの最初のタイムタグは同じものとして、"[00:00:10]フォー"の[00:00:10]が"for"の手前に付いているものとして解釈されます。
上記の例とは少し異なりますが、RhythmicaLyrics上での編集は下図のような形になります。
  


ファイル>出力>[拡張出力]

(ルビ拡張規格でタイムタグ出力)
主に ニコカラメーカー で使う形式。
※ニコカラ(カラオケ字幕付きの楽曲動画)を手軽に作ることができるツール

ルビ拡張規格タイムタグの仕様はコチラ
Luaファイル追加で拡張できる
scriptsフォルダ内に仕様に対応したLuaファイルを置くことで、RhythmicaLyircsの内部データを用いて自由な形式のファイルを出力することが出来る。

[RhythmiaLyrics拡張出力仕様]
・Luaファイルのファイル名がRhythmicaLyricsの拡張出力メニューに表示される。
・SaveAsという引数を2つ持つ関数を作れば、RhythmicaLyricsで拡張出力が選択されたときこの関数が実行される。
・戻り値としてテキスト形式を1つ返すと、RhythmicaLyrics側でこのテキストが保存される。

SaveAs(p1,p2)
  p1 RhythmicaLyricsが保持しているデータ配列変数
    p1.saveext RhythmicaLyricsで選択された保存する拡張子
    p1.ymax 最大行数
    p1[行].xmax その行の最大列数
    p1[行][列].timetag タイムタグ
    p1[行][列].word 歌詞 [改行="\n",連続タイムタグ位置="nil"]
    p1[行][列].subtimetag 補助タイムタグ(さくらスクリプトウィンドウにあるタイムタグ)
    p1[行][列].subtimetags[i]  補助タイムタグが1つずつ格納されている /Ver.2〜
    p1[行][列].subtimetagsmax  subtimetags[i]の最大値 /Ver.2〜
    p1[行][列].ruby ルビ(さくらスクリプトウィンドウにある「かな」)
    p1[行][列].rubys[i]  「ルビの音の塊」が1つずつ格納されている(詳細は春日向けテキスト出力の項を参照) /Ver.2〜
    p1[行][列].rubysmax  rubys[i]の最大値 /Ver.2〜
    p1[行][列].surface 表情、仕草(さくらスクリプトウィンドウにある「サーフィス」)
    p1[行][列].sakurascript さくらスクリプト(さくらスクリプトウィンドウにある「補助スクリプト」)
    p1.attag.title @タグ:@Title /Ver.3〜
    p1.attag.titleFlg 1=使用する /Ver.3〜
    p1.attag.artist @タグ:@Artist /Ver.3〜
    p1.attag.artistFlg 1=使用する /Ver.3〜
    p1.attag.album @タグ:@Album /Ver.3〜
    p1.attag.albumFlg 1=使用する /Ver.3〜
    p1.attag.taggingby @タグ:@TaggingBy /Ver.3〜
    p1.attag.taggingbyFlg 1=使用する /Ver.3〜
    p1.attag.silencemsec @タグ:@SilencemSec /Ver.3〜
    p1.attag.silencemsecFlg 1=使用する /Ver.3〜
    p1.attag.other @タグ:その他の@タグ /Ver.3〜
    p1.output.format 保存設定:@タグの位置 /Ver.3〜
    p1.output.winamptimeFlg Winamp時間に変換(もう対応しなくていいと思う):1=チェック /Ver.3〜
    p1.output.dotxxFlg タイムタグを[mm:ss.xx]形式で保存:1=チェック /Ver.3〜
    p1.version  3 : RhythmicaLyrics Ver.4.7〜 / @タグ、出力フォーマット 情報を扱えるようにした
2 : RhythmicaLyrics Ver.4.3〜 / subtimetags,rubys関係、デバッグ表示 追加
1 : RhythmicaLyrics Ver.4.2.1以下
  p2 拡張出力luaファイルと同名のiniファイルがあれば、その中身が入っている変数
 
return p3
  p3 テキスト形式

・デバッグについて  
error("エラーメッセージ") error関数は強制的にエラーを発生させ処理を中断することができる。
引数"エラーメッセージ"にテキストを指定すればRhythmicaLyrics側でエラーメッセージとしてテキスト内容が確認できる。/Ver.2〜
_RLlog="" _RLlog変数にテキストを格納していくと、エラーが発生した際RhythmicaLyrics側でエラーメッセージと共に内容が表示される。
(エラーが発生しなかった場合は無視され、特に影響はない)/Ver.2〜


[拡張出力オプションファイル仕様]
・拡張出力Luaファイルと同名のiniファイルがあればオプションとして、拡張出力実行時に利用することが出来る。
・[RhyrhmicaLyrics]セクションのextensionパラメータがあれば、拡張出力が選択されて保存ダイアログが表示されるとき、保存する拡張子を設定することが出来る。その他パラメータは以下を参照。
・SaveAs関数のp2には、この[RhyrhmicaLyrics]セクション/extensionパラメータ等も含まれる。

[RhythmicaLyrics]
extension=(ファイルの種類)|*.(拡張子)
    (ファイルの種類):保存ダイアログに表示される説明
     (拡張子):拡張子
    ※ | で区切り、続けて記述していくことでユーザーに複数の拡張子から選択させることも出来る。


CharacterCode = [Shift-JIS, EUC, UTF-16 LE (BOM 付き), UTF-16 LE (BOM なし), UTF-8 (BOM 付き), UTF-8]
  文字コードを指定して保存できる。


ExtDialogMode = 0 or 1
  通常の保存みたいに、文字コード/改行コード を指定できる。文字コードの初期選択はCharacterCodeで指定されたもの。


・他は好きなように記述して下さい。


サンプルとして内部データをXML形式っぽく出力する拡張出力Luaファイルを同梱しています。
参考にして下さい。

拡張出力Luaファイルと同名のexeファイルがあれば、RhythmicaLyricsのメニューコマンドから「設定」として起動できます。
拡張出力オプションファイルを書き換えるようにして、拡張出力実行時の設定を変更することができます。

サンプルには、iniファイルを操作する設定ソフトとそのスクリプトも同梱しています。




保存形式によっては、文字コード、改行コードを指定して保存することができます。使用環境に合わせて設定してください。
通常はShift-JIS、CR+LFを指定してください。